11月11日から「第28回三国ボートレース大賞」が行われる。昨年まで「三国競艇大賞」だったこのシリーズ。心機一転、白熱したレースが見られることだろう。
シリーズリーダーとして挙げられるのは石渡鉄兵だ。石渡といえば荒れ水面を得意としているイメージだが、当地では2005年G3企業杯の優勝のみ。その後3優出とあまり良い成績とは言えない。しかし今期成績はG1蒲郡周年、地元江戸川のお盆開催を優勝。優出も6回を数え、スタートタイミングも平均コンマ12、リズムはかなり上昇。この勢いのまま三国19年ぶりのVをめざしてくるだろう。また石渡と同郷の山田哲也も参戦。スタート巧者のイメージが強い『ヤマテツ』。今期スタートタイミングも平均コンマ10とボート界トップクラスを誇る。速いスタート合戦で盛り上げてくれるだろう。
地元からは武田光史が立ち塞がる。当地お盆開催で優勝、G1桐生周年でも優出するなど今期5優出2優勝の成績で安定の走り。平均スタートタイミングは決して速くはないが地元となれば負けられない。
今節は新人選手のデビュー節。地元から塩嶋泰空がデビュー。萩原丈太朗と共に若手の活躍にも期待。