レース展望

10月に入り肌寒さも感じる季節だが、10月7日から6日間で「日本モーターボート選手会会長杯 第31回たけふ菊人形賞」が開催される。福井の秋の風物詩といえば、このタイトルにもなっている「たけふ菊人形」。こちらは第72回を迎え、10月6日から開かれる。もちろん多くの人を魅了するOSK日本歌劇団による公演も連日開かれるのでボートレース三国と合わせて訪れてみてはどうだろう。レースの方はボート界を代表するインの鬼、西島義則の存在が目を引く。還暦を過ぎても優勝を重ねる姿はオールドファンの期待の星。前回の三国は昨年5月の一般戦だが、この時は優勝戦に1号艇で進出。結果は桐生順平のスピードターンに敗れ2着となったが、この時の忘れ物を取り返すべく参戦だ。
西島が今期適用勝率7.64と抜けた数字となるが、次点の6.91という成績で参戦するのが杉山裕也。前回の三国（昨年11月）で優勝といいイメージを持って乗り込んでくる。今年8月に優勝戦2着だった山下昂大も再登場。思い切りのいい攻めを見せる水摩敦にも期待したい。地元勢では石田政吾を筆頭に、好青年の土山卓也、伸び仕様が楽しみな酒井俊弘らが迎え撃つ。