レース展望

2006年3月に三国町・丸岡町・春江町・坂井町の旧4町が合併し誕生した福井県坂井市。それを記念した「坂井市制18周年記念」が3月20日から6日間にわたって開催される。V候補の筆頭に挙げるのが岡崎恭裕だ。遠征勢ながら当地は6回優勝の実績がある得意水面。2年前にはこの坂井市制のタイトルレースで優勝しており、再登場と運命めいたものを感じる。ただVへの道のりは簡単ではない。ボート界きっての伸び仕様で驚異の存在、菅章哉がいる。昨年11月には当地で優勝しており意気揚々と乗り込んでくる。初日の12レースからこの2人のバトルは大いに楽しめそうだ。
地元からは福井支部トップのスタート力が光る中辻訓博と若手イチオシの金田智博が代表格。地元水面でスタートに磨きがかかる中辻と、菅によるスリットの攻防も見ものだ。金田智は福井支部の将来を担う期待の存在だがF２と無理はできずターンを磨くとき。的確な走りで大崩れなく舟券に貢献する金田諭も着実にポイントを重ねるだろう。スピードある入海馨は大外でも侮れない。ほかには平尾崇典や仲口博崇といったSG覇者が、女子では華のある鎌倉涼に期待。